というのは一理ある。だが、我輩が考えるより本質的な違いは、やさしい心をもつかどうかということだ。影丸さんはやさしい心をもっているが、我輩はすれっからしだということだ。これについては追々説明していく。楼主さんと影丸さんはお互いの発言に対して、互いにズレていると感じているのではないでしょうか。お互いの『台湾』に対するとらえ方が違うから、いくら言葉を尽くしても平行線だと思います。
さて、影丸さんがこう書いてくれた。
もしこれが、我が国の国益のために、台湾の独立運動を利用し、チベットの独立運動を利用し、ウイグルの独立運動を利用するという意味だとしたら、その目的には大いに賛成する。その手段には賛成できないが、この際それは棚上げしておく。台湾人のアイデンティティを歓迎し協力して馬政権に圧力をかけ、またチベットウイグルを支援する。これが日本の必要な立場と考える。漢人に近い楼主さんは腹立たしいだろうが理解してもらいたい。
グローバル化しつつあるこの地球上では、国が大きな意味をもつことを金さんにとって中国という国家が意味をなさなくなる時と題して書いたことがある。我々日本人にとって、他の国や地域よりも大切なのは日本である。なんだか当たり前すぎてアホかと言われそうだが、まずこのことを強調したい。
他国や他の地域を観察そして分析し、政治的あるいは経済的あるいは心情的に我が国のために利用する。これは、我が国がこの世界で生き残っていくために、当然必要なことである。
ただ、観察そして分析していく過程で、その対象にのめり込んでしまい、心情的に一体化してしまうと、ミイラ取りがミイラになってしまう恐れがある。
台湾独立運動をしている人たちの考えに賛同し、あまつさえ尊敬までしてしまうのは、我が国の国益にならない。仮に台湾が我が国に侵略してきた場合、尊敬する人には銃を向けたくなくなるだろう。これは戦争という極端な状況でだけ問題になるということではない。別の例を挙げよう。
Aさんは今年60歳、日本人だ。Aさんは台湾に何度も旅行そして出張に行っている。台湾が心のふるさとだとまで言っていた。台湾人に騙されるまでは。
さて、商売が軌道に乗ったAさんは、生産を一か所だけに任せるのではリスクが大きいと、大好きな、しかしそれまでは生産コストが高くなるという理由で考慮しなかった台湾で委託生産をしてくれる工場を探した。その際にAさんの通訳として活躍したのは、我が国に永住権をもつという台湾人だった。工場が見つかり、試験生産をし問題点を改善し、と繰り返していくうちに、ようやく商品として使えるものが出来上がった。
台湾で生産した商品もおおいに売れて大喜びのAさんだったが、ある日、東南アジアで行われたショーから帰ってきた知り合いに、Aさんの会社の商品に似たものを見つけたと、サンプルを手渡された。Aさんがみてみると、その商品のパッケージにはAさんの会社のパッケージをカラーコピーしたものが使われていて、中身はAさんが台湾の工場に委託生産していた正にそのものであった。
Aさんはどうしただろうか。実はAさんは台湾人を信じ切っていて、驚くべきことに契約すら交わしていなかったのだ。さらに驚くべきことに、この工場は本生産が始まってすぐに、日本で商標登録の手続きをしていたことが判明した。これが判明したのは、Aさんの会社の商品を販売している会社に、Aさんの会社が売っているのはコピー商品だとその台湾の工場から通知が来て、それをAさんに打診したことによる。
さて、以前に香港の会社に乗っ取られた日本の会社の話をしたことがあるが、その会社の社長もAさんも、とてもやさしい心の持ち主だった。外省人に虐げられた話を本省人から聞かされると、本省人の気持ちになって外省人に怒りを感じたり、親戚のおじさんが日本の空襲で殺されましたが、それはもう昔の話ですよなどと言われると、これはまた立派な人だと尊敬したりしていた。
心情的に距離を置いておかないと足元をすくわれる可能性がある、というのがここでの教訓だ。
そしてこれは
という影丸さんに対する回答でもある。独立運動をしている人を尊敬するなという真の理由が聞きたい。どうも信用出来ない。
Gzさん、ユダヤ人が悪どいというのは言いすぎで、彼らは人情に流されることがなく、純粋に自己の利益を求めているだけだと思う。
こちらはもうタジタジだ。「前回はこちらが大きく値段を下げたのだから、今回は少しは上乗せしてください。」
「その条件に納得して売買をしたのだから、そちらにも利益があったということだ。しかも先月XXでOOがあったのだから、今回は前回より安くできるはずだ。」
さて、台湾に謝罪させよということに関してだが、
というのには大きな前提がある。その罪を裁く機関と、その罪状に則って強制執行する機関が存在するということだ。ルールを侵害したら罪という理解は多数が認知する所だと思うが。
またまたオハナシをしよう。
ここに楼主というおっさんがいる。このおっさんは一人の美女を見かけて一目ぼれした。そして美女が住むマンションの前で美女が出てくるのを待っていたり、手紙を大量に書いたり、美女が勤める会社に電話をしたりと、ストーカー行為を行っていた。最後には、美女の隣に引っ越してきた。
さて、この美女はどうすべきだろうか。警察に通報し、裁判所に例えば「楼主は今後、この美女を中心とした半径1キロ以内に近づいてはいけない。また、いかなる手段による接触も禁ずる」などという判決を出してもらい、楼主が違反した場合には警察にしょっぴいてもらうというのが、現実的なやり方であろう。
しかし仮に、警察が存在しなかったら、あるいは裁判所が存在しなかったら、と考えてほしい。美女は楼主にその罪を認めさせたり、ストーカー行為を止めさせることができない。
これが我輩の考える国際社会の現状であり、台湾に罪を認めさせることなどできず、ましてや罪に対する責任をとらせることなど不可能だ。
それでは、美女は楼主からのいやがらせに対抗する手段がないのだろうか。いや、ある。家族や親戚や友人や知り合いや隣近所の人と共同して、楼主に圧力をかけるのである。簡単に言うと、拳を挙げ、「これ以上やったらぶっ殺すぞ」と脅すということだ。
それでは台湾に圧力をかけるために協力してくれる国があるだろうか。ある。それが中国であり、どのように利用するかについては、すでに一例を台湾政府に謝罪させよに挙げてある。
台湾にとって最大の恐怖は、アメリカが守ってくれなくなるということだ。そして最も近くにいるアメリカの軍隊は我が国にいるということがポイントだ。我が国がアメリカの手を離れて、中国と手を結ぶとなれば、台湾にとっては悪夢でしかない。相手にとって悪夢だということは、こちらにとっては切り札として使えるということだ。別に実際に中国と手を結ぶ必要はない。日本は中国と手を結びますよとにおわせるだけでいい。たとえばその交渉のために人を派遣し(ただし表向きは個人の責任にしておく)、その消息をわざとマスコミにリークするだけだ。そして我が国に都合が悪くなったらその人に責任を押し付けて辞めさせる。もちろん辞めさせた後は天下りの道を用意してある。
卑怯なやり方だが、周りの国が卑怯なことをしているのだから、高尚ぶっていたら呑み込まれるだけだ。
突然だが、皆さんにクイズを出したい。正解しても何も出ないが。
さて、長い状況説明になってしまったが、楼主はある二言で、漢人を味方にしてしまった。その二言とはなんであったか、というのがクイズの質問だ。何度も書くが、正解しても何も出ない。日本人が中国で仕事をするには、仕事用のビザが必要だ。そしてこのビザを申請するには、まず就業証を取得し、それから公安局に行ってビザを申請することになる。
さて、ある公安局にみすぼらしいおっさんが入ってきた。名前を楼主というらしい。
この公安局には順番待ちのための番号札を発給する機械があるのだが、電源が入っていない。壊れているのかもしれない。そして窓口の前に設置してあるベンチに座ってる人のうち、窓口に近い人から順番に手続きをするという暗黙の了解がある。つまり、ABCと三人の人が順番待ちをしていて、Aが窓口に近い位置に座っているとする。窓口に空きができたら、Aが手続きをはじめ、BがAの座っていた場所に移動し、CがBの座っていた場所に移動し、次はBの番だということになる。
楼主がベンチを見ると、窓口に近い場所に本を読んでいる男が、少し離れた所に二人の大男、そして二人のお男からさらに少し離れた場所にもう一人男が座っていた。窓口に空きができたが、窓口に近い場所にいた男は、誰かを待っているようで、先に行けという風に手を振っていた。そして二人の大男も同じようなしぐさをすると、窓口から一番遠い位置にいた男が立ち上がり、手続きを始めた。
これをみた楼主は、窓口に近い場所に座っていた男に、それでは我輩が次でよろしいなと話しかけると、この男はそうだともそうだともと言いつつ、後ろに移動したので、楼主が窓口に一番近い場所に座った。
楼主が待っていると、女性が一人入ってきた。そして二人の大男に「ミアネヨー」などと言っているのが聞こえてきた。なるほど韓国人であったか、と楼主はあまり気にも留めなかった。
そして前の人が手続きを終え、楼主が立ち上がると、なんと二人の大男と先ほど入ってきた女性がずかずかと窓口の前に歩み出てきた。
楼主:「待たれい。今は我輩の順番であり、あなた方は我輩の後ろだ。」
大男A:「我々の方が先に来ていたではないか。」
楼主:「そんなことは知らん。順番は順番だ。」
大男B:「オレたちは先に待っていた。」
女性:「ウリモンジョ…」
などと言い争うのを、窓口の向こうの漢人があくびをこらえて見物していた。
中国についてなにかを感じたら
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