モラルでは竹島を取りかえせない

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櫻井よし子という人に対して、我輩がより大きな感銘を受けたのは彼女の話し方だった。彼女は声を荒げることなく、相手をバカにしたり揶揄したりすることもなく、ゆったりと、しっかりと自分の考えを相手に伝えていた。youtubeで様々なテレビ番組を見ることができるが、話し方あるいは態度という点では彼女に及ぶ人を見かけることができなかった。

幸いなことに、このブログにも、poreporeさんやぽーさんのように冷静に書き込みをしてくれるひとがいる。内政干渉に関して全く頓珍漢なことを書いている我輩に対してでさえ、ぽーさんはバカにすることなく事実を基に訥々と諭してくれている。

こんなにありがたいことはない。ブログをやってきてよかったと思う瞬間でもある。

さて、内政干渉は国対国というレベルの事柄で、それ以外は内政干渉になりえないということをぽーさんに教えていただいた。ぽーさん、ありがとう。以前に書いたものは、我輩の無知をさらしておくために、敢えて修正しないでおこう。

内政不干渉の原則は、長野での動員状況を見れば明白なように、我が国よりも中国に有利に働く。中華人民共和国あるいは中華民国が、民間団体あるいは民間人を動員して、我が国の政治に口を出したとしても、それを咎めることができないのだから。日本人を洗脳する台湾政府に書いたように、彼の国は日本人に対してさえ洗脳教育を施そうというのだから、自国民を動員するなどわけもない。恐ろしい話だ。

別の話題になるが、国際法についてぽーさんに質問したい。

明文化されたルールである条約と、ルールとモラルの中間にあるような慣習法が混在した国際社会的規範が国際法なのです。

慣習法がモラルで国々に対して圧力をかけるものだとすると、条約は何をもって国々に圧力をかけるのだろうか。国際司法裁判所があることから、モラルによるものではなく、強制力によるもののようにみえるが、実際はいかがなものだろう。

いずれにせよ、モラルに頼っていれば、我が国の領土である竹島や北方領土が還ってくるというのなら大いに賛成しよう。しかし我輩からみると、それは我が国の憲法第九条と同じように夢物語に過ぎない。

ボノが日本の支援を賞賛、安倍首相は「イケてる」で紹介したように、我が国は各国でものすごい人気を獲得している。これは、ぽーさんがいうところの

パワーとは直接的で目に触れやすい物ばかりでは無いのです。

がいい方面に現れた実例だろう。

しかし、我が国が立派にふるまおうと努力し、そしてそれが各国で認められていても、竹島は還ってきていないし、北方領土も還ってきていない。ウィキペディアで北方領土問題をみると、アメリカも欧州会議も我が国を支持しているようだが、北方領土は相変わらずロシアが占領している。

中国の歴史を見るとよく分かるが、モラルなどはしょせん拳の硬さや利益には敵わない。

ロシアが世界最大の原油生産国になったというニュースを中国のテレビで見たことがあるが、例えばドイツは日本のモラルとロシアの原油のどちらを重要視するだろうか。ロシアの原油だろう、というのが我輩の予想だ。

中国に関して言えば

ルールを無視し、主張の正当性・信用・モラル、これらをかき捨てて突っ走って来たのが中国でしょう。
それによって多くの敵も作ってきた。

とはいうものの、金の力の方が、主張の正当性・信用・モラルなどよりも実際的だ。

その例を一つ挙げよう。Japan on the Globe 国際派日本人養成講座の「米中石油冷戦と日本の国策」から引用する。

中国は同時に世界最大の石油埋蔵量を誇るサウジアラビアに触手を伸ばしている。いつのまにかに国立石油企業サウジ・アラコムの株を20%取得し、共同でサウジアラビア国内で製油施設を作ることになったという。さらに天然資源開発のための共同事業を開始した。アメリカが同様な提案をした際には、サウジアラビアは色よい返事をしなかった。

サウジアラビアは親米国であり、アメリカの聖域だと言われていたが、いまや中国寄りに傾きつつある。その原因は、中国による兵器の供給であると言われている。

ちなみに中国の地震の後に、サウジアラビアは現金で5000万米ドルと1000万米ドル分の救援物資を送り、「中国の友人」としての地位を確かなものにした。


Kさん、脅威を感じるかどうかはそれをどう受け取るかという主観によるということだ。

Kさんが中国に対して脅威を感じていることは間違いないだろう。しかしたいていの漢人にとってみればそれは単なる言いがかりにすぎない。

靖国神社が日本の軍国主義の象徴だと信じている漢人にとって、日本の政治家が靖国神社を参拝することは、日本の軍国主義が復活した証拠だいうことだ。ただし、我々にとってみればこれは単なる言いがかりにすぎない。

陸を離れ、海をどんどん進んでいくと、最後には滝から落ちてしまうという恐怖を昔の人は感じていた。今から見れば滑稽な話だが、彼らが恐怖を感じていたことは事実だ。

Kさんも、上のような漢人も、上のような昔の人も、それぞれが脅威あるいは恐怖を感じているということだ。




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